今週もSDGsの課題について考えていきたいと思います。
今回は、SDGs16の目標についてです。
SDGs16 "平和と公正をすべての人に"
平和という言葉には沢山の意味が込められています。
持続可能な世界を実現するためには、
世界中の人たちが、差別されることなく、暴力を受ける事なく、災害や紛争に苦しむことなく、安全で安心な生活を送り、同じ立場で構成に話し合い、助け合い、一緒に世界平和の実現に取り組む必要があります。
例えば、世界のどこかで、5分に1人、子どもが暴力によって亡くなってるそうです。暴力は、子供だけでなく様々な被害が各国で起きています。
その様なあってはならない、人権被害などの課題解決に向けての内容が、SDGs16では設定されています。
※一部抜粋※
・あらゆる場所で、あらゆる形の暴力と、暴力による死を大きく減らす。
・子どもに対する虐待、搾取、人身売買、あらゆる形の暴力や拷問をなくす。
・2030年までに、法律に反する資金や武器の取り引きを大きく減らし、うばわれた財産が返されたり、もとにもどされたりするようにする。あらゆる形の組織的な犯罪をなくす。
・国内の法律や国際的な取り決めにしたがって、だれでも情報を手に入れられるようにし、基本的な自由がおかされず、守られるようにする。
などなど、暴力や紛争、差別様々な問題解決にむけての課題があがられています。
「紛争による被害」
紛争や災害によって世界中にいる5億3,500万人の子ども(15歳未満の男女)たちが、不安定で不安に包まれた暮らしをしています。
世界の子ども人口約19億1580万人なので、約4人に1人の子どもが紛争や災害によって苦しい生活をさせられていることになります。
子どもたちが健康な体を作り、成人に成長する為には適切な予防接種や医療が欠かせません。
しかし、紛争や災害にあっている地域では十分な医療を受けることができない為、毎年600万人以上の子どもたちが亡くなっています。
「差別」
差別には、様々な種類があると思います。
LGBT、人種差別、宗教、体型、性格・・・など私が知る限りでも沢山の差別があります。そしてそれらは、ずっと改善されず、いまも課題として挙げられている事実があります。
また差別についても考えていきたいと思いますが、
SDGs16の課題では、そのようなすべての差別をなくし世界中の人々が自分を尊重し、自由に生きられる世の中を築けるようにとの思いで課題解決に向けて取り組んでいこうとしています。
SDGs16の課題について、記事を読んだり考えていると、
以前に取り上げた別の課題(SDGs3.4.5)とも結びついており
全ての課題解決にむけて取り組むことで、繋がるのは「平和」だと感じます。
全ての人が平等に、平和に暮らせる毎日を。
先日拝見した記事では、トランスジェンダーを公表し、自分らしく自由を手に入れたい、自分のように悩んでいる人を救いたいといった気持から、国にトランスジェンダーの受け入れ、を求めて発言していたある国の兵士の姿でした。
ご存じの方もおられるかもしれませんが、
ただ自由を求めただけなのに、自分の居場所を探していただけなのに、国には受け入れられず、その方は、公表後自ら命を絶ったと目にし、差別についてとても考えさせられるものがありました。
誰にも打ち明けられず辛い日々を過ごされていたか、考えただけでも一人で抱える辛さ、悲しさなど計り知れないのですが、命を経つ決断をさせてしまったのも、国や差別が背景にあると感じ、とても悲しい気持ちになりました。
宗教や国によっての考え方など、様々な文化がこの地球にはたくさんありますが、生き方は人それぞれで、性的な差別に関しては、他人がどうこう言うものではなく、もっと一人一人が生きやすい世の中にしていくべきだと私は思います。
人種差別、人権侵害、私たち人間の問題ですが、
人はそれぞれみんな違いがあって当たり前で、いろんな人がいて、最近では一人一人が意見を尊重しやすく、発信しやすい世の中になってきているので、もっともっとこの問題の解決に向けて世界の国々、私たち一人一人が向き合うべきだとおもいます。
その先には、「平和」の二文字が見てくると思います。
SDGsの課題は次でラストとなりますが、1項目ずつ知っていく中で、17項目すべて内容の先は同じで、地球で暮らすために良い選択をすること、課題解決に向けて取り組むことで、人々の平和な暮らしに結びついてくるんだなと感じました。
自分ができることから、選択肢の幅を広げていく。そんなことを最近より強く思うようになりました。
そんな今回は、SDGs16の課題について考えてみました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。